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上場企業で正社員として働きたい。しかしフルリモートを諦めたくない。営業職経験者にとって、この二つの条件を同時に満たす転職は「理想論」に思えるかもしれません。実際、上場企業=出社やハイブリッド勤務というイメージが強く、フルリモートを謳う営業ポジションは限られているのが現状です。しかし2024〜2026年にかけて、IT・SaaS・金融・人材系を中心に、上場企業のフルリモート営業職は確実に増加傾向にあります。本記事では、フルリモートを実践する上場企業の営業職事例と、安定性と働き方の両立を実現する具体的な転職戦略・エージェント活用術を解説します。
上場企業のフルリモート営業が増えている背景
営業職は旧来「対面重視」「出社前提」の職種でした。しかし近年、クラウドCRMやVoIP、バーチャル面談ツールの普及により、営業活動のデジタル化・遠隔対応が現実のものとなりました。加えて優秀な営業マンの確保競争が激化し、「全国どこでも採用可」という制約緩和が企業の重要課題に。東証や監査法人もハイブリッド・リモート勤務を推進しており、社会全体の常識が移行中です。ESG・働き方改革を重視する企業は、働き方の柔軟性を採用ブランディングやIR資料で前面に掲げるケースも増えています。
ただし、同じ企業内でもエンジニアやオペレーション職より営業職のフルリモート化は遅れがちです。新規開拓営業は依然として出社やハイブリッドが主流で、既存顧客担当やアカウントマネジメント、カスタマーサクセス寄りのポジションでフルリモートが優先される傾向があります。
フルリモートを実践している上場企業の実態
2024〜2026年の求人市場を見ると、サイバーエージェント、リクルート(一部ポジション)、メドピア、楽天、LINE(LY)、JTB、人材系SaaS企業などで、営業職の部分的フルリモート可が導入されています。東証グロース・マザーズに上場する中堅IT・SaaS系企業では、プロジェクト営業や既存顧客担当に「全国在宅勤務可」を掲載するケースが散見されます。
職種名にも変化が見られます。「ソリューション営業」「アカウントマネージャー」「カスタマーサクセス(営業寄り)」「法人営業(リモート可)」など、柔軟な働き方を打ち出している記載が増加しています。求人票では「本社オフィス出社不要」「全国どこからでも勤務可」「勤務地:全国在宅」といった明示的な表記がポイントとなります。
一方で注意が必要なのは、フルリモートの定義が企業によって異なる点です。定期的なオフサイト(年に数回)や書類提出時の出社要請、特定エリア在住限定(首都圏・関西など)を条件とするケースもあります。対面営業比率が高い企業は少なくとも「ハイブリッド」止まりで、完全フルリモートにはなっていないことも多いです。
フルリモート営業に求められるスキル
フルリモート営業ポジションでは、Web会議・オンラインデモ・CRM・SFA活用が必須スキルとして記載されることが標準となっています。SalesforceやZoho、Backlogなどの営業支援ツールの使用経験、オンライン商談・デモ実施経験は大きなアドバンテージです。
技術的スキルだけでなく、自己管理力・自律性・報連相の徹底が不可欠です。遠隔環境で成果を出すための論拠を、職務経歴書や面接で明確に示す必要があります。過去の営業成績(数字)と、テレアポイントやリモート営業における具体的な実績を整理しておくことが重要です。
安定性と働き方の両立を実現する企業選びのポイント

上場企業でフルリモートを維持しながら長期的なキャリアを築くには、企業選びが最重要です。以下の観点でIR資料や社長インタビュー、公式発表を確認しましょう。
- 成長率・売上構成:安定した事業基盤があるか、成長分野への投資が継続しているか
- リモートワーク導入率:全社的な導入状況、営業職での適用範囲
- リモートワーク方針(ガイドライン):長期的な制度設計があるか、一時的な措置に終わっていないか
- ワークライフバランス施策:フレックスタイム、ノー残業デー、健康管理制度などの充実度
雇用形態については、上場企業は正社員・契約社員問わずフルリモートポジションを増やしていますが、安定性重視なら「正社員」でフルリモート可の案件をターゲットにすべきです。一般的な上場企業はフルリモートでも健康保険・厚生年金・雇用保険を完備しており、「リモートだから保障が弱い」というリスクは基本的に低いです。
転職エージェントの活用術
公開求人だけでは限られた選択肢です。フルリモート営業・上場企業案件を効率的に見つけるには、転職エージェントの活用が決め手となります。
専門領域に強いエージェントを選ぶ
IT・デジタル、SaaS、人材、金融・FinTechなど、リモート営業が多い領域を得意とする担当者を指名しましょう。企業から「リモート勤務可」案件を非公開・限定で入手しているエージェントが多く存在します。レバテックキャリア、マイナビエージェント、doda、パソナキャリアなど、特定業界に強いエージェントとの面談を重視してください。
依頼時の条件提示

「上場企業」「正社員」「営業職」「フルリモート可(出社不要)」「全国在宅可」の4条件を明確に提示することが重要です。これまでの営業ポジション(新規・既存・量販向け・代理店向けなど)や扱ってきた商材を整理し、事前に共有することで、精度の高い提案を受けられます。
非公開案件の活用
公開求人では「リモート可」の記載が少ないものの、エージェント経由では「出社不要」「週数回出社可」などと説明されるケースが少なくありません。3〜5社程度のエージェントと継続的な関係を築き、「フルリモート営業・上場企業案件が出たらすぐに連絡してほしい」という指示を出すことで、情報優位性を確保できます。
自己ブランディングと市場価値の確認
転職活動を始める前に、自分の市場価値を客観的に把握しておくことが重要です。年収・スキル・業界経験を踏まえ、リモート可案件も含めた「想定年収レンジ」を転職エージェントに相談しましょう。同時に、LinkedInやポートフォリオで営業数字・成功事例を整理し、「上場企業でもフルリモートで成果を出せる営業マン」としてのスタンスを明確化してください。
職務経歴書・志望動機では、「上場企業で安定したキャリアを築きつつ、長期的にフルリモートで働きたい」という意思を明記。自己管理力・自律性・報連相の徹底など、遠隔でも成果を出す論拠を盛り込むことで、採用担当者の信頼獲得につながります。
リスクと注意点
フルリモート営業には特有のリスクも存在します。成果主義が強い営業職では、在宅でも成果を出すことが評価の基本となります。遠隔勤務で成果が出ないと、早期に評価が下がる可能性があるため、目標管理と進捗報告の徹底が不可欠です。
コミュニケーション面では、チームとの定例MTG・1on1が必須で、チャットやビデオ会議での情報共有ができないと孤立しやすいです。「遠隔でも社風を感じやすい」「オンボーディングが整っている」企業を選ぶことが、長期定着に直結します。また、一部企業では「フルリモート」は名ばかりで実際は出社やハイブリッドになるケースもあるため、面接時に在宅勤務の実態・ルールを必ず確認してください。
2026年時点での推奨アクション
フルリモート営業・上場企業というニッチな条件を満たす転職を成功させるには、以下のアクションを継続的に実践してください。
- 求人情報の最新化:日次〜週次で「上場 リモート営業」「東証 リモート営業」など、掛け合わせ検索を継続
- 専門エージェントとの継続的なやり取り:3〜5社と関係を築き、新着案件の優先紹介を依頼
- 自己ブランディングの強化:LinkedInやポートフォリオで営業数字と成功事例を可視化
- デジタル営業スキルの磨き上げ:CRM・SFAツールの最新機能、オンライン商談テクニックの習得
上場企業でフルリモート営業を実現するには、限られたポジションの中でいかに自分の価値を訴求できるかが鍵となります。IT・SaaS・人材・金融・デジタル系企業を中心に機会は増加しており、転職エージェントを巧く活用しつつ、デジタル営業スキルと自律性をアピールすれば、安定性と働き方の両立は十分に実現可能です。今日から情報収集を始め、理想のキャリアを掴み取ってください。




